



2025/10/12 由布岳にて(上から 西峰からの雲海、頂上にて、トリカブト、岩壁をトラバース)
9月例会山行が天候の影響で延期となったが、3連休の中日で運動会シーズンということもあり、当日の参加者はわずか3名。精鋭高齢者3名で由布岳正面登山口を出発したのが、午前8時過ぎ。
この日は10月中旬だというのに、最高気温30度という真夏日。樹林帯を歩いているうちは良かったが、日差しを遮る木陰もない九十九(つづら)折れにさしかかると、とたんに汗がしたたり始める。
こうなると、展望や山野草で気を紛らわせながら、淡々と歩を進めるしかない。幸いこの日は実に見事な雲海が広がっており、暑さと疲れを何度も癒してくれた。
ヘロヘロ状態でマタエに着いた時は、「険しい西峰はやめて、東峰に行こうか」という悪魔のささやきが心をかすめだす。軟弱な小生をよそに、8年ぶりに西峰にチャレンジするYさんは登頂意欲満々。ヘルメット、スワミベルトにセルフビレイコードを装着し、粛々と岩場に取付いていく。
一番危険な「障子戸」のトラバースもクリアし、その後も険しい鎖場を乗り越え、11時25分無事に西峰を制覇! 満面の笑顔で山頂標識にタッチするYさん、実に嬉しそうであった。
晴天に恵まれた西峰山頂からの展望は、絶景であったことを付言しておく。 (がしん)












